〇〇集客の注意点
前回、従来の「ウェブ集客」は通用しなくなってきて、これから個人事業の集客はどうしましょうね、という記事を書きました。
これは悲観する話ではなくて、今まで通り時代の変化に対応していきましょう、それが大切っていう意味を込めたもの。
〇〇集客に正解を求めがち
ウェブ集客に限らず「〇〇集客」って「うまく行く方法」みたいな正解を求めがちなんですよね。ネットでよく見かける個人コンサルタントの広告やランディングページを見ると、「誰でもこの方法でうまく行く」というメッセージが目立ちます。
何も知識がない、何をやってもうまくいかないという人の心理にうまく作用しそうだなというのは私個人の感想です。それから、「あなたは悪くない頑張ってきた、でもこれからは大丈夫」みたいなのも割と多くて、集客に疲れた人の心に響いちゃいそうなフレーズだなあと感心します。
このようなコンサルサービスは私が起業した13年前からありました。その頃と今とでは情報量や環境がまったく違うけれど、今でもあるということは、これを魅力的に感じる人がいるからではと思います。気持ちはわかりますけどね。だって初めてのことだもの、みんな悩むし困るし誰かに頼りたくなるもの。
でも、コンサルタントだって正解は持ってないしわからないんですよ。
成功する方法なんてない
「みんな同じ方法をやってる。この方法は自分に合わないと言っても、結果がでないのはがんばってないからと言われた。だからそのコンサルはやめた。」
これは、起業当時あるコンサルを受けた友人の話です。やめる決断ができる人だったんですね。自分の頭で考えてる。
コンサルタントは答えを持ってないんだということも知りました。この話は自分の仕事の大事な軸になっています。本質的、基本的なことは共通していても、それぞれの事業にはそれぞれの方法がある。
各教室に同じ方法が通用するわけがない。コンサルタントはアドバイス業ですが、そのアドバイスが「絶対」ということもない。一緒に考えて実践して、どうだったかを検証して、次の策をまた一緒に考えるのがコンサルタントの仕事だと思ってます。
自分はどうか、どうするか
今の状態を抜け出すには、「一度はやってみる、疑問があったら納得するまで調べる、質問する」ことです。コンサルを受けるにしても受けないにしても、この姿勢がないと抜け出すことはできません。
SNSひとつ取っても、みんなインスタグラムだから、フェイスブックはオワコン(終わったコンテンツ)って言われてる、今はショート動画だ、と周りの意見や雰囲気に流されてしまい「自分の教室はどうか」の視点がうっかり抜け落ちてしまい、思考停止に陥らないように気をつけて。
どんなに流行っている方法でも、自分の教室に合うのか、生徒さんは何を見ているのか、そもそもSNSは使ってるのか、etc… 先の起業仲間の話じゃないけど、「自分は違うのでは」の視点や「自分はやらない」という決断は時には必要です。
記事を書いた人

- ウェブコンサルタント
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東京下町生まれ&育ちの酒豪と見られがちな下戸。愛ある辛口の人。
座右の銘:継続は力なり。趣味:テニスとゴルフ。
ウェブが苦手な人の伴走者。やる気があれば必ずできるようにるので大丈夫。一緒にがんばりましょう。
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