別れの時がきても。長い目でみた事業のあり方

 

ある教室の先生が「生徒が辞める時に菓子折りを持ってきたりするけど全部断っている。そんなものを持ってくるくらいなら辞めなければいいのに」というようなことを言っていて、びっくりしたことがある。

生徒が辞めることに立腹し、辞めた生徒のことはもう知らない忘れたいというのだ。もちろん当の生徒にはそんなこと言わないとは思うけど、まぁ態度には出るよね、そういうの。

特殊ケースなのかというと、そうでもないらしい。「わりとそういう先生多いのよ」という話を別口で聞いて、これまたびっくりした。

継続して学んでこそのレッスンを辞められるのは、先生の立場からいうと、とてもとても残念なことだ。それはよくわかる。ウチなんかお菓子教室だけど、1年も経たずに辞めてしまうのは(もったいないなー)と残念に思う。

だけど、教室に通っている生徒さんは必ずいつか辞める。それはもう絶対。いろんなことに興味が広がる子ども期なら尚更、特に理由もなく「お菓子教室はもういい」となることは普通なのだ。教室をやっていたら絶対に避けられない別れの時。

 

ネガティブな感情を持たずに、快く送り出したい。とはいえ、がっかりだという気持ちが起こるのも人間だもの、自然なこと。それはもう、対処法を作って淡々と処理するしかない。ぜひみんなにもそうして欲しい。

 

以下、私のおすすめする方法

1)生徒さんに「辞めます」と言われた時のマイルールを作っておく。
「また習いたくなったらいつでも来てねとにこやかに言う」とかなんとか。もちろんポジティブなものに限る。

2)実際に生徒さんが辞めることになったら、いろいろ考えずにマイルールを発動する。ネガティブな感情が起きたことは、自分の中で(うんうん、がっかりしたね)と受け止めてあげよう。自分にも優しく。生徒さんが菓子折りを持ってきたら喜んでいただこう。

3)そのうち、自然と気にならなくなる。

 

私もお菓子教室をだいぶ長くやっているので、辞めていった生徒、卒業していった生徒はたくさんいる。一度辞めた生徒が復活するというのは正直ほとんどない。だけどね。

以前通っていた子の兄弟・姉妹が来る
以前通っていた子のお母さんが来る(大人レッスン)
以前通っていた子のお母さんの紹介で知り合いの子どもが来る
以前通っていた人がお母さんになって子どもが通い始める

こういうことはすっごくある。先日、7年前に辞めた生徒さんが「先生、覚えてないかもしれないけど」と連絡してきてくれた。そしてこれは快く送り出していなければ起こらないことだ。

 

こんな経験をすると、この広い世界で一時でも通ってくれてご縁があった人のことを、とても大切に感じる。定型文の言葉がいつしか本心からになったらまたひとつ階段登れるよ。

 

以前通っていたすべての生徒さんを明確に覚えていられるかというとちょっと怪しい。生徒管理アプリ「テトコ」を開発してからは、その生徒さんがいつからいつまで通って何を受講したのか、誰と同じレッスンを受けていたかなどがわかり、思い出すのに大いに役立っている。生徒さんも先生が自分のことをよく覚えていてくれたら嬉しい。個人情報っていうとなんとなく、(使われないように)ってネガティブなイメージがあるけど、適切に管理し上手に利用すれば双方にとってメリットがあるものなのだ。

 

テクノロジーとヒューマニティーは同化していく。そんな時代になる。

顧客管理アプリ導入しましょう。お手伝いします。

 

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コラムを書いた人

松本美佐
松本美佐リトルヘルプ代表社員
山登り、温泉、旅行、焚き火好き。アウトドア派と思われがちな完全インドア派。漫画、アニメ、読書はもっぱらハイファンタジー。
将来の夢は流しのお菓子教室をやりながら旅をすることだったけど、最近は絵描きになりたい。お菓子教室ミサリングファクトリー主宰。

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