笑う角には福来たる。2023年所感とこれからの個人教室

子どもの頃から年の瀬の空気が好きです。寒いから大掃除は温かい時期にするというアイディアを聞いてなるほどと思ったこともあるのですが、やはり「新しい年に神様を迎えるために掃除をする」というのが自分はしっくりきます。

生活の仕方、生き方は人それぞれ。自分がなにを選ぶかですよね。皆さんは忙しい?のんびり?どんな年末をお過ごしでしょうか。

このところブログの更新をお休みしていました。夏からいろんな原因で体調が優れず、なかなかしんどい2023年下半期だったんです。今も胃腸炎が完治してませんが、今年最後に短めで振り返りと来年のことをお届けしたいと思います。

うちのお菓子教室は子どもたちが多く通っています。
20年以上子どもたちを見ていると時代の傾向が見えるのですが、近年は、学校に行かない、対人関係が苦手、人と話ができない(場面緘黙症=ばめんかんもくしょうという言葉を初めて知りました)という子どもが多くなっているように感じます。

人は経験と多くの人と触れ合うことで磨かれ成長していくものですよね。ただ、今ってどうでしょう。近所の人たちと交流することも少なく、親戚も少なかったり遠かったり。ネットでなんでもできてしまうので買物など外出する機会も減っているかもしれません。

以前OGに「ミサリングファクトリー(松本が経営するお菓子教室)に通ってよかったことは?」と聞いたら「たくさんの大人と話す機会があったこと」という答えが返ってきました。それに複数のOGがうなずいていたのにもびっくりしました。

それくらい、家族、学校以外の人(特に大人)と対話する機会が少ないようなんです。

 

そんな時代にあらためて「習い事」の重要性を感じています。
信頼できる大人(先生)と、好きなことが同じ仲間がいて、様々な経験ができるってすごい貴重な場所ではないでしょうか。

私が教室開業支援を始めた理由はふたつあって、ひとつは女性の精神的・経済的自立のため、もうひとつが子どもたちの居場所作りです。個人教室だからこそできることがあるんです。

子どもの好きなことを伸ばしてあげ、親以外でも自分を気にかけ愛してくれる大人がたくさんいると知ることで、’自分に自信を持ち、社会の荒波に出ていくことができます。個人教室はなにかあったら立ち寄れる場にもなれます。実際に来なくても”そこに変わらずあること”が安心感を与えます。

今後ミサリングファクトリーではお菓子以外の講座を増やし、仲間の輪を広げていきたいと考えています。私はお菓子を教えることしかできないので、”何か”を教えてくれる先生と繋がっていきます。

このブログを読んでくださっている方は、すでに教室をされている方、これから教室を開こうと思っている方たちです。子どものクラスを持っている方もたくさんいると思いますが、私の考えを聞いて、あらたに子どもクラスを開くことを検討してくれる方がいたらとてもとても嬉しく思います。

教室を続けていくことは大変ですが、2024年も子どもも大人も一緒に楽しくレッスンをしていきたいと思います。

笑う門には福来るですもんね。来年もたくさん笑って過ごしましょう。

 

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記事を書いた人

松本美佐
松本美佐
お菓子教室&コミュニティ「ミサリングファクトリー」主宰。2007年開業16年の実績。全クラス満席、キャンセル待ちの人気教室。好きなことは山登り、温泉、旅行、焚き火。しかしアウトドア派と思われがちな完全インドア派。コロナ以降は、中華アニメ、ドラマ、小説にはまり、快適な引きこもり生活を送っている。中国語学習者。
将来の夢は流しのお菓子教室→絵描き→中国に行きたいと変遷中

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