”チラシ”を理解し集客に繋げよう

私のスタジオ(お菓子教室)はだいぶ空いてる時間があるので、スマートキーを導入して、今年から貸しスペースを始めました。題して「MFBOX」。今年はベータ運用のため知人・友人限定で貸し出しをします。

昨年先行し、0からスタートしたグルテンフリーお菓子教室は1年経って安定して集客できる講座に育ちました。ネット集客が厳しい現在、チラシでの集客をする方も少なくないと思うので、今回はMFBOXで開催する講座のチラシ作りへのアドバイスから、エピソードを紹介します。

MFBOXは場所貸しなので集客は講師本人。皆さんはチラシを作り、自身のHPで申込受付をしています。

どこで誰にそのチラシを渡すのか?をイメージでする

一口にチラシを配るといっても様々なパターンが考えられますよね。
・自分のみが配る
・開催場所にも置いてもらう
・街頭で配ったりポスティングもする

チラシを受け取った人が講師を知らないケース、開催場所を知らないケースもあるということを念頭に置いて作りましょう。

例1)開催場所の住所が「神奈川県横浜市〜」となっている
チラシは遠方に配らないので神奈川県は不要です。不要な文字は徹底的に削ります。

例2)講師・主催・開催場所がわかりにくい
プロフを載せればOKでしょうか?見る側としては「●●さんがやる講座だけど、主催(申込先)はどこ?開催場所は?」と迷います。想像力を働かせればわかることではありますがちょっと不親切ですし、できるだけ勘違いが起きない記載は大事です。

細部まで気を配ることでチラシから醸し出される信用度・好感度がアップします。

絶対載せたほうがいいプロフィール写真

人は文字を読まなくなっているというのはたびたびお伝えしていることですがチラシもしかり。ところが顔が載っていると俄然目を引くんです。その写真に好感を感じると(なになにどんな講座?)って文字にも興味が向きます。
なのでプロフィール写真は絶対載せるのがお勧めです。ただし好感を持ってもらえる写真でないと逆効果。人が好感を持つ写真というのはノウハウがありますので信頼できるプロに撮ってもらってくださいね。

チラシからホームページに誘導する

チラシの役割はあくまでインフォメーション。実際に申し込みをしてもらうことが最終目標です。ホームページと連動させることを忘れてはいけません。ここの導線がしっかりしていないと「ふーん、こういうのがあるんだ」で終わってしまいますので注意してください。
・ホームページにチラシと同じ情報を載せ、申込フォームを設置
・チラシにQRコードをのせホームページからスムーズに申込ができるようにする
このふたつは必須です。

どんな人がチラシから申し込んでくれるか

圧倒的に講師や開催場所と関係性がある人です。自分の近しい人ならある程度属性が分かっていますから、関心を持ってくれる知り合いにチラシを渡し講座を知ってもらいましょう。継続開催していく中で知り合いではない新規生徒を獲得する流れを作ることができます。

 

MFBOXで講座をやってくださる方は、それぞれの道のプロで、会社経営者もいらっしゃるのですが、BtoC集客のアドバイスをすると「そこは気が付かなかった」「長く教室運営しているからこその視点」と感心されることも多いです。

分野が違えば見えないところは必ずありますし、これから開業する皆さんは自力では限界があるのは当たり前です。誰もやったことのない未踏の道をいくならともかく、すでにやっている人がいてノウハウが有るのなら、それはもう絶対に教わった方がいいと思いますよ。

「無駄な時間を省き早く売上を立てる」のが経営の基本ということを忘れないでくださいね。

記事を書いた人

松本美佐
松本美佐
お菓子教室&コミュニティ「ミサリングファクトリー」主宰。2007年開業16年の実績。全クラス満席、キャンセル待ちの人気教室。好きなことは山登り、温泉、旅行、焚き火。しかしアウトドア派と思われがちな完全インドア派。コロナ以降は、中華アニメ、ドラマ、小説にはまり、快適な引きこもり生活を送っている。中国語学習者。
将来の夢は流しのお菓子教室→絵描き→中国に行きたいと変遷中

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