生活上みんなが一番求めているものは○○だった。2020年版小規模事業者白書から

みんなが一番求めているものは○○だった

毎年中小企業庁が発行している「小規模事業者白書」。社会の動向を見るのになんとなく眺めているのだけど、2020年度版を見ていて「へぇ」と思ったところがあったので、メモ書き的にシェアします。

 

人は娯楽を求めている

生活において不便と感じていることに対するアンケート結果。一番が「娯楽施設の利用」。

生活圏に趣味を楽しんだり教養を高める場所がなくて不便と感じている人が多いと読み解ける。経済が停滞すると、文化、芸術、スポーツなどへの予算がどんどん削られていく。生活インフラが整っているのはありがたいことだけど、快適に生活することや好きなことを楽しむことが削られると精神的な豊かさが失われ国はどんどん衰退する。だから娯楽はとーーーっても大事。

小規模事業者白書

 

小規模事業者白書

人々が趣味を楽しんだり教養を高める場は映画館や美術館、スポーツ観戦ばかりではないですよね。

教室業もその可能性を持っているのです。教室をやりたい人は「自分の好きなことで誰かの役に立ちたい。喜びを提供したい」と思っていることがとても多いのです。

個人教室はそもそもがそんなに大きなリターンを期待する事業形態ではないので、ニーズがあれば、「良質のものを提供して適切な利益を得る」継続できる事業を作ることはできるし、上の第2-2-16の表で見るように人口の少ない地域でも成り立つと感じるので、教室経営者さんには「求めている人がいる」ことを信じて頑張ってもらいたいです。

 

良いもののためなら遠くでも行く

以下は今利用している施設にどうしていってるか?というアンケート。最寄りの場所に行ってる人と遠方に行ってる人の理由が興味深く、もちろん近くがいいけど遠くても内容が良ければ行くということが読み取れる。

そもそも「他に選択肢がない」というのもなかなかキーポイントではないでしょうか。

教室業に置き換えると高い専門性がある、サービスの質が高いと感じられるレッスンなら遠くからでも生徒さんは来るということです。実際に人気教室は遠路から来られる生徒さんは珍しくないので、他では得られない独自性を磨くというのも意識して欲しいところ。

 

小規模事業者白書

 

小規模事業者白書 2020年版第2部第2章第2節「地域における生活インフラと小規模事業者」より

 

 

【参考】

娯楽業…大分類N-生活関連サービス業>中分類 娯楽業 映画,演劇その他の興行及び娯楽を提供し,又は休養を与える事業所並び にこれに附帯するサービスを提供する事業所が分類

教室業…大分類Oー教育、学習支援業>中分類82-その他の教育,学習支援業> 各種教室業は824 教養・技能教授業に分類

 

 

マーケットを見よう

社会動向を見るために小規模事業者白書や地域の人口調査をたまにチェックしよう。といっても私も最近はあまり見てないのだけど、久しぶりに見たらやっぱりヒントが見つかるなと感じたのでシェアした。自分が教室をやっているエリアに対象となる年齢層がどのくらいいるのかを客観的に知ることができる人口調査もお勧め。

中小企業庁小規模事業者白書

政府統計の総合窓口e-stat

 

コラムを書いた人

松本美佐
松本美佐リトルヘルプ代表社員
山登り、温泉、旅行、焚き火好き。アウトドア派と思われがちな完全インドア派。漫画、アニメ、読書はもっぱらハイファンタジー。
将来の夢は流しのお菓子教室をやりながら旅をすることだったけど、最近は絵描きになりたい。お菓子教室ミサリングファクトリー主宰。

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