馬券の払い戻し期限はいつまで？やり方・計算方法・場所を初心者向けに解説

2024年11月21日

「もし馬券が当たったらどうしよう？」
「競馬の換金方法とは？」

こんな悩みを抱えて競馬を始めるのを躊躇している方も多いはずです。

もちろん、当たった馬券は払い戻しをしないとお金にはなりません。

そこで本記事では、競馬初心者向けに「当たったとき」の馬券の払い戻し方法を詳しく解説します。

この記事を読めば、馬券が当たったときに悩まずに換金できるようになります。

競馬を趣味にしており、時々競馬場で馬券を買う筆者の経験を活かし、わかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

競馬の払い戻しはいつまで可能なのか

競馬で的中した場合、馬券の払い戻しは60日間可能です。

意外と余裕があるように感じるかもしれませんが、特にインターネット以外で馬券を購入した場合、的中したらすぐに払い戻しをすることをおすすめします。

なぜなら、的中後は自分で払い戻し用の機械で換金する必要があるからです。

通常、的中した場合はその喜びからすぐに払い戻しに行くことが多いでしょうが、「次のレースの予想をするから後で払い戻しに行こう」といった感じで後回しにしてしまうこともあります。そうしているうちに、つい忘れてしまうこともあるので注意が必要です。

また、インターネット馬券の場合は、的中すると自動的に登録口座に振込されますが、馬券の再発行はできません。もし、的中した時にすぐ払い戻しができない場合は、馬券を大切に保管しておくことをおすすめします。

馬券の払い戻しができる場所

的中した馬券は、購入した場所のほか、全国のJRA競馬場、WINS、エクセルでも払い戻しが可能です。

よく「後日払い戻しをする場合、的中した馬券は購入した場所でしかできないの？」という質問がありますが、答えはNOです。どこでも払い戻しができるので、都合の良い場所で手続きを行えます。

では、馬券の払い戻しができる場所について、詳しく解説します。

JRA（日本中央競馬会）: 政府が資本金を全額出資する特殊法人、いわゆる公営競馬です。
WINS: JRAの発売システムを利用した場外馬券場で、競馬場以外の場所でも馬券が購入・払い戻しできます。
エクセル: 会員制の全席指定席（有料）の場外馬券場で、事前予約が必要です。

これらの場所で、購入した馬券をどこでも払い戻しできるので、便利に利用できます。

当日馬券を購入した競馬場

馬券の払い戻しは、当日購入した競馬場で行うことが一番おすすめです。

理由は2つあります。

競馬場には大量に払い戻し機があるから
的中した馬券を紛失するリスクがあるから

初めて馬券が的中したときは、金額にかかわらず喜びがとても大きいと思います。

1番の理想は、当日的中した喜びと勢いで、払い戻し機で即座に換金することです。この瞬間こそが競馬の楽しみの一つです。的中の興奮をそのまま享受でき、自分の予想が当たった達成感を味わいながら、すぐに換金して、次のレースへの意欲も高まることでしょう。

ただし、なんらかの理由で換金が後日になったり、馬券を競馬場で購入して、場外で観戦したりするケースもあるかもしれません。その場合でも、できるだけ早めに払い戻しを済ませることをおすすめします。なぜなら、払い戻し期限は60日間であるため、早いうちに手続きすることで、安心して楽しむことができます。

最も重要なのは、気持ちがあるうちにサクッと競馬場で換金を済ませることです。

全国各地のJRA競馬場

全国各地のJRA競馬場でも換金ができます。

まず、全国にあるJRA主催の競馬場は10ヶ所です。

〈JRA全国10ヶ所の競馬場〉

北海道

函館競馬場
札幌競馬場

東北地方

福島競馬場

関東地方

中山競馬場（千葉県）
東京競馬場

中部地方

新潟競馬場
中京競馬場（愛知県）

近畿地方

京都競馬場
阪神競馬場（兵庫県）

九州地方

小倉競馬場（福岡県）

競馬場は、レースが開催されている日はもちろん、土日など開催日以外の日でも基本的に開場されていますので、払い戻しは可能です。これにより、レース終了後でもゆっくりと払い戻し手続きを行うことができ、時間に余裕を持って楽しむことができます。

また、競馬場ごとにそれぞれの個性や雰囲気が異なるため、普段行かない競馬場へ足を運ぶ際は、その場所ならではの特徴を楽しんでください。施設や観客の雰囲気、観戦環境などが違うので、新たな発見や楽しみ方があるかもしれません。競馬場の魅力を感じつつ、払い戻しを済ませるのも一つの楽しみです。

WINS

競馬場だけでなく、WINSでも馬券の払い戻しが可能です。

WINSとは、JRAの発売システムを利用した場外馬券場で、競馬場と同様に、馬券の購入や払い戻しを行うことができます。WINSでは、テレビで各競馬場のレースが放映され、機械も競馬場と同じものが使用されているため、普段と同じように競馬を楽しむことができます。

また、WINSは全国15ヶ所にありますので、旅行中や遠方に出かけた際でも、最寄りのWINSで馬券を購入し、競馬を楽しむことが可能です。出先でも競馬を楽しみながら、払い戻しもスムーズに行えるので便利です。

競馬の払い戻しの流れ

馬券が的中していざ払い戻しをする際、「機械でやるから難しそう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、機械での払い戻しは実際にはとても簡単で、手順さえ覚えてしまえば安心して行えます。

インターネットで購入した馬券の払い戻しとは異なり、競馬場やWINSの機械で払い戻しをすると現金として換金できるという醍醐味があります。金額の大小に関わらず、競馬で得た勝利の喜びをそのまま手にできることは、やはり嬉しい瞬間です。

払い戻しの方法はシンプルなので、初めてでも心配せずに挑戦できます。少しの慣れで、どんどん楽しさが広がることでしょう。

馬券の払い戻し方法は、簡単な3ステップで完了します。以下の手順に従って、スムーズに払い戻しを行いましょう。

1. 的中した馬券を機械に挿入する

的中した馬券が複数枚あっても、重ねて挿入できます。馬券の向きは関係なく、機械が自動で確認します。挿入後、機械が的中かどうかを判定します。

2. 画面右下に出る「精算」ボタンを押す

機械が的中した馬券の計算を終えると、「精算ボタン」が画面に表示されます。こちらを押すことで、払い戻しの金額が確定します。

3. 払い戻し金が出てくる

「精算ボタン」を押すと、すぐに払い戻し金が出てきます。そのスピードに驚くこともありますが、後ろに列ができることが多いので、焦らずに財布にお金を入れてから機械を空けることをおすすめします。

注意点

100万円以上の払い戻し金額の場合は、窓口での手続きが必要です。窓口は払い戻し機の横に設置されているので、そちらで手続きを行ってください。

この簡単な手順を覚えれば、どんな馬券でもスムーズに払い戻しを完了できるので、安心して競馬を楽しんでください。

馬券の払い戻しの計算方法

馬券の払い戻し額は、オッズという倍率を使って計算します。オッズは、購入した金額に対する払い戻しの倍率で、JRAが定めた計算式に基づいて算出されます。

払い戻し額の計算方法

払い戻し額を計算するためには、オッズを確認し、以下の計算式を使います。

計算式：

購入金額 × オッズ = 払い戻し額

例えば：

単勝オッズが5.0倍のレースで、100円を購入していた場合、払い戻し額は500円（100円 × 5.0）。
同じ買い目で、1,000円を購入していた場合、払い戻し額は5,000円（1,000円 × 5.0）。

オッズを確認する方法

オッズはレースごとに異なり、時間とともに変動します。オッズをこまめにチェックしたい場合は、競馬アプリを使用することをおすすめします。競馬アプリでは、リアルタイムでオッズの更新情報を確認できるため、レース前にオッズを確認し、戦略を立てて馬券を購入することができます。

オッズの活用法

オッズが低い（人気のある）買い目は、賭け金を増やして購入することができます。反対に、オッズが高い（少し外れた買い目）場合でも、大きなリターンを期待して少額で購入するのも一つの方法です。

このように、オッズをしっかりと確認することで、払戻し額を計算しやすくなり、より戦略的に競馬を楽しむことができます。

馬券の払い戻しを行う際の注意点

馬券の払い戻しを行う際に最も重要なことは、馬券をなくさないことです。特に、慣れてくると後からまとめて払い戻しをしようとする場面も増えますが、その際に馬券を失ってしまうことがあります。

馬券をなくさないための注意点

すぐに払い戻しをしない場合、馬券をどこに保管するかが重要です。ポケットに入れたまま忘れてしまうことや、手に持っていた馬券を落としてしまうことがよくあります。
筆者の経験としても、ハズレ馬券と勘違いして的中した馬券をゴミ箱に捨ててしまったことがあります。このような失敗を避けるためにも、馬券はしっかりと保管しておくことが大切です。
競馬場は混雑することが多いので、人ごみに紛れて馬券を落としたり忘れたりすることもあります。