Zoom→YouTubeライブ配信やってみた!注意点満載

オンラインでなんちゃらが流行っています。流行っているというか、世界中がオンライン化しないといけない状況に追い込まれているっていうことですけれども、私も波に飲まれる前にうまく波乗りできるようがんばりたいと思います。まつもとです。今日はそんな私が実体験から「これ記録といた方がいいわ」と思ったことをレポートします。

なぜZoom→YouTubeなのか

お菓子教室のレッスンを試しにYouTubeで配信したかったのです。なぜZoom→YouTubeなのか。一番大きな理由はYouTubeは1000名以上のチャンネル登録がないとスマホでライブ配信できないからです。固定カメラでよいならパソコンからYouTubeライブ配信できますが、料理教室で手元が見えず全体の定点カメラなんて観てる方はつまらないでしょう。調べたらZoom→YouTube連携という方法があることがわかりました。他にもライブ配信はありますが今回はZoom→YouTube連携にチャレンジしてみたのです。

今回やった2回のライブ配信のレポートです。よかったら読んでください。

想像以上に想定外のことが起こる

お菓子教室で1回やってるからまぁまぁ楽勝と思って臨んだ弾き語りライブ配信(ちなみに無観客)のでいろいろなハプニングが起き、冷や汗たらたらでした。あまりにいろんなことが起きてここで整理しておかないとまた忘れそうなので、自分の備忘録としてもブログに書いておこうと思いました。今後オンラインなんちゃらを検討している人、素人が手を出すとこういうことになるんだよという参考にしてください。

あまりに長くなるので各アプリ設定などについては適当にはしょって書きます。それぞれのアプリのヘルプなどで確認してください。あと「Zoomってなに」「You Tubeってなに?」という方も調べてください。

まずはZoom→YouTubeLive配信の設定

1)Zoomの設定

Zoom>設定>「ミーティングのライブストリーム配信を許可」を設定します。

設定を開くとずーーーーっと下の方にありますので諦めずにスクロールしてください。ここで、「YouTube」「カスタムライブストリーム配信サービス」にチェックを入れます。ついでに「Facebook」もチェック入れておく。いつかやるかもしれないから。FacebookWPはよくわかんないので今回はなし。この設定は一度すれば保存されます。

以上の設定をした上で、ミーティングスケジュールを作ります。

Zoom>ミーティング>「新しいミーティングをスケジュールする」を適宜設定し保存を押す。

下にこんな画面が出てきます。連携できそうです。

カスタムライブストリーム配信サービスのところの「ライブストリームを設定」をクリック。ここに次の2)You Tubeの設定>エンコーダ配信の画面で出てくる「ストリームURL」「ストリームキー」「ライブストリーム配信ページのURL」を入力します。

あとから編集もできます。

2)YouTubeの設定

YouTubeにログイン。右上のビデオアイコンから「ライブ配信を開始」を選択。YouTube Stuioに移動します。

新しいエンコーダ配信が立ち上がるので設定。後で直せます。視聴者は「いいえ、子どもではありません」を選びます。うちのレッスンは子ども対象だったんですけど、「はい、子どもです」を選ぶとチャット機能が使えないので、ここは「いいえ、子どもではありません」を選びます。(もちろん子ども向けに適さない内容の場合は「いいえ」でお願いします。)

エンコーダ配信の画面になります。

「自動スタートを有効にする」、「自動ストップを有効にする」はデフォルトはオフになっていますので適宜設定します。

ただ、オフになっていると、Zoomとの連携の際、Zoomを終了したあとYouTubeを手動で止める必要があります。配信終わった後ってほっとしてYou Tube止めるのを忘れがちです。するとYouTube側は延々と配信を続けているということが起きるので、自動ストップの方はオンにしておくのがいいと思います。

「ストリームキー」「ストリームURL」を取得します。「ライブストリーム配信ページのURL」は画面右上の歯車アイコンの隣にある矢印(共有)をクリック。これをZoom側に設定します。

参加者にはこの「ライブストリーム配信ページのURL」を知らせます。

3)いよいよ配信

あとは配信時間になったらZoomを立ち上げ、詳細>カスタムライブストリーム配信サービスを選ぶとYou Tubeのライブ配信がスタートします。

これで無事ライブ配信がスタートします!

なにもなければこれでOK。ではここからは実際に起きたトラブルについて書いていきます。

やってみて気がついたこと、注意点

配信が途切れる

無観客ライブでは視聴者から「途切れる」という声が多くありました。「問題なく観られている」という方もいらっしゃいました。お菓子教室のレッスンでは「途切れる」という声はありませんでした。

途切れる原因は色々あるようです。配信側の回線の問題、そして受信側の環境(デバイス・ネットワーク)もあります。そしてこのご時世、YouTubeへのアクセスが爆発的に増えているということもあるそうです。無観客ライブを行ったのは金曜日の19時〜21時。ネット回線が混雑している時間帯でした。本日(火曜日)別のライブ配信リハーサルを同時間帯でやりましたがやはりぶちぶち途切れました。これは現状仕方ないかなと思います。

YouTube利用はそのあたりのことも考慮した方がよさそう。YouTube以外を使うのも手です。試してないので配信状況は不明ですが17ライブとかFBライブとか。これからプラットホームはいろいろ出てくると思うしYouTubeもがんばってください!

YouTubeStudioの注意点

YouTube動画配信をするためのアプリケーションがYouTubeStudioです。これがわりと分かりづらい(当社比)

予約したライブ配信は、左上の「管理」アイコンをクリックすると一覧が出る。ちなみにYouTubeSudioダッシュボード>動画>ライブ配信からも一覧が見られる。わからなくなったらとにかくYouTube(どこでもいい)へGo。

1)左上のYouTube Liveのバナーをクリック>白い画面(youtubeStudioダッシュボード)へ

2)右上のビデオアイコン「Live配信を開始」をクリック>黒い画面(エンコーダ配信設定の画面)

この白い画面と黒い画面の違いと動線、焦っていると本当にわからなくなります。中でも一番わからなかったのはこのストリームキーなどを取得するエンコーダ配信画面への戻り方。なんのことはない左上の「エンコーダ配信」アイコンからいけばよかったのですが、これがわからなくてあたふたしました。未知のものっておそろしいですね。

YouTubeのURLは一回使うと無効になる

今回の弾き語りライブ配信では配信テスト中にこれやってしまいました。あらかじめ設定してあるZoomとYou Tubeで連携確認のため接続。「おーできたできた」と喜んで停止したら…。本番で繋げられなくなりました。

みなさんにお知らせしたURLが無効!

このときのパニックを想像してみてください。こわいですよね。テストはテスト用でやる。当たり前っちゃ当たり前ですが素人はこういうところでつまづきます。

Zoomを止めてもYouTubeは止まらない

これも知らなかったので、お菓子教室の時は終わったあとで延々と流れていて「どうやんのこれ?」とかつぶやいているのまで配信されました。誰も観てないと思うけど。

YouTubeStudioの使い方にも慣れていなかったので止め方わからず苦労しました。

これを受けて弾き語りライブの時は「YouTubeの方も止めるんだよ!」と言って配信後YouTubeを停止したら途中でぶちっと切れてしまいました。えええ、なんで!と調べたら、Zoom-YouTube間に結構なタイムラグがあるのですが、Zoom側で配信が終了してもYouTube側は終わっていなかったにも関わらずzoomを停止してしまったため、視聴者側に届く前に切れてしまいました。これは大失態でした。ということで、上記の設定で書きましたが、「自動ストップを有効にする」設定はオンにしておくのがよいです。配信が終わったのになんらかの理由でYouTube側を止めたくないということはあまりないと思うんですよね。これは機械に頼った方がいいと思います。。

録画を後日観てもらう場合の注意点

動画編集アプリが必要

ライブ配信のあと、公開したいですよね。でもそのまんまというのは見る方からは嫌がられます。人気のYouTuberさんは後日配信はちゃんと編集しているそうです(教室の中学生たちにいろいろ教えてもらっている)

そして、YouTubeStudioはカットとぼかしくらいしかできません。以前は出来たのにアップデートで仕様が変わったそうです。複数の動画を繋げて編集したいなどは別の動画編集アプリが必要です。もちろん編集した動画はライブ配信とは別のURLになります。

ライブ配信を行なう場合トラブルにならないようにしておきたいこと

なにが起こるかわからないのライブです。テレビの生放送とか映画「カメラを止めるな」を思い出してください。何かあった時にどうリカバリするかを予め考えておくと慌てません。いや慌てるけどどうにかできる。

  • 視聴は事前申込み制にして連絡先をもらう>なにかあった際に即お知らせができる。
  • 視聴者側の環境、ツールの操作についてはサポートできない旨は了承しておいてもらう(アクセスの方法がわからないなど)
  • 万が一配信できなかった場合ことを伝えておく>後日録画動画を観られるようにする。日程を変更して再度行なう等

ここら辺は必須と思います。

オンラインレッスンを検討している教室の先生へ

レッスンができない今、オンライン化を検討している教室は多いと思いますが、素人が安定したライブ配信提供をするのは結構難易度高いなと思います。こういうのが得意な人、回りでサポートしてくれる人がいるならばぜひ協力してもらいましょう。オンラインレッスン導入初期は生徒さんにも協力してもらって参加する側も広い心で(←大事)一緒にチャレンジする気持ちで行なうのがとよいと思います。とはいえ、サービスを提供する側の心構えは「しっかりと準備をする」のが基本中の基本。参加した方が不満を抱かぬよう全力で取り組みましょう。

初ライブレッスンをやることに決めてから無観客ライブまでこの10日間ほっっんとに緊張しました。このあと5月に200名のライブトークセッションを予定しています。だいぶ慣れてきましたがまだまだなんか起こるんだろうなぁ。。これからオンライン配信向けのサービスは続々登場してくるでしょう。またなんかあったらレポートしようと思います。

オンラインレッスン導入を検討している個人教室の先生はこちらでご相談受付中です。

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