事業の目標を作ったら、次はエネルギー配分について考える

前回、「己の心の持ちようなんて自分が決める」というタイトルで事業をやるなら覚悟をしっかり持とうというお話しをしました。

今回は「エネルギー配分」についてお話ししたいと思います。

自宅教室を開きたい人は、基本的には自分ひとりで事業をやることを考えていますね。

そこで、自分の持っている、使えるエネルギーは如何ほどかについて考えてみて欲しいのです。

開業前はイメージしにくいかもしれません。「とにかくがんばる!」って思うかもしれません。でも、長く続けられる教室作りは長距離走。勢いだけでは続きませんし、無理したがんばりは危険です。

事業はよくマラソンに例えられます。どんなシューズやウェアを選ぶか、ペース配分はどうするか、どんなドリンクで栄養補給をするか、アドバイスや応援は貰えても、実際に走るのは自分です。

起業したもののスタートダッシュでうまくいかないため止めてしまう人がとても多いです。またなんとか続けていても疲れてしまって辛いと感じている人も多いでしょう。ひとりでやるって気軽で良い反面、大変なんですよね。

最大公約数で語られる情報の中から自分にフィットしたものを選択する力を養おう。

エネルギーコントロールのためにまずは情報の取捨選択です。

「教室業におすすめ!」「こうするといい!」という情報やツールはたくさんあります。うまく活用できれば本当にそれは良いものでしょう。でも、ひとりでやる場合、「自分にはできるか?」と考えましょう。

みんながやってるからあれをやらなくちゃ。トレンドだからこのSNSをやったほうがいいのかも…。無理しても続かないし効果出ないし疲れるし。あんまりいいことないです。がんばったのに効果が出ないとメンタルもしんどくなっていきます。

 

それよりもできることをコツコツと長く続けることに視点を向けた方が良い結果につながるのです。

 

自分が使えるエネルギー量を考える

私が起業したてやる気まんまんの頃、セミナーを受けたりコンサルタントの先生にアドバイスをもらったら、できることはすぐやるようにしていました。すぐに行動する人の方がうまくいくという傾向はあります。アドバイスする方もすぐに動く人にはどんどん教えてくれるのでよい循環がうまれました。

私はエネルギー過剰タイプでした(今は違う)。あなたがもし、私と同じでエネルギーがあり余っていたら、ぜひできることはなんでもやってみてください。

でも、みんながエネルギーいっぱいではないですよね。既婚女性は男性と違い、自分のエネルギーを100%仕事に向けることができない環境の場合が多いです。また、年齢を経るとエネルギーも減ります。

ひとりひとり状況が違うのだから、自分のエネルギーが事業にどれくらい使えるのかをよく考えてみてください。

 

 

とはいえ、起業して数年はがんばらなくてはいけないのも確か。スタートはなるべく早く(若い方がいいに決まってる)、人の手を借りて効率的に乗り切って、自分でエネルギー配分をいい感じにコントロールできるようになると少し楽になっていきます。

 

リトルヘルプは、講座や個別コンサルティングで皆さんの起業をサポートしています。上手に利用してくださいね。

記事を書いた人

松本美佐
松本美佐
お菓子教室&コミュニティ「ミサリングファクトリー」主宰。2007年開業16年の実績。全クラス満席、キャンセル待ちの人気教室。好きなことは山登り、温泉、旅行、焚き火。しかしアウトドア派と思われがちな完全インドア派。コロナ以降は、中華アニメ、ドラマ、小説にはまり、快適な引きこもり生活を送っている。中国語学習者。
将来の夢は流しのお菓子教室→絵描き→中国に行きたいと変遷中

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