イベントに人が集まらなかった話し

毎年、わたしは経営するお菓子教室で「お菓子コンテスト」を開催しています。参加者がテーマに沿ったオリジナル菓子を作り、審査員参加のみんなで試食して賞を決めるというものです。

コンテスト参加者は教室の生徒及びOB、審査員は誰でもOKで生徒以外にも普段からお付き合いのある教室ファンの皆さんが参加してくれます。

コロナの間、中止していたので今年は4年ぶり開催でしたが、集める人数もコンテスト参加者6名、審査員10名程度と多くないので、まぁ普通にみんな参加してくれるだろうと想ってました。

2ヶ月以上前に日程だけ決めてブログを書き、「この日にやるから予定入れといてねー」とFBでシェア。1ヶ月前にあらためてブログをFBでシェアし、過去の審査員参加者に一斉メールで案内をしました。

しかし、まったく反応なし。

メール不達か?とまで思いましたが、ひとり「その日都合が悪いのごめんね」と連絡をくれた友人がいたのでそういうことでもなさそう。

今まではこのパターンでだいたいみんな申込んでくれました。 体調が悪かったこともありだいぶ凹みました。イベントを中止しようかとも思いました。

でももう少しがんばろうと思い、数日後、あらためて直接メッセージしてみたところ、あっさり10名の申込みがありました。なんなら定員オーバーです。

このことを分析してみました。

FBについては、多くの人が以前のように見なくなっている、リンク付き投稿はタイムラインに上がりにくいアルゴリズムになったなど。

人の動向については、興味あるイベントであってもすぐには動かない、どちらでもいいので直接誘われたら参加する、そんな傾向になっている気がします。 そもそも自分がそうですから。

いいなーと思っても一旦は流します。あとで思い出した時はその情報がどこにあるのか分からなかったりして、すごく興味があるわけではないものはそのままになりがち。でも「来ない?」と直接声を掛けられたら「じゃあ、行くか」ってなるかもです。

集客方法はほんとに一筋縄ではいかないのです。

どんどん傾向が変わります。

大事なのは、世の中の動向をいつも見て上記のようにどうしてかな?と推理してみることですが、一番重要なのは普段から直接知らせることができる関係性を築いておくことです。メーリングリストでもLINEでもいいと思いますが関心のある人のリストを作っておくことです。

レッスンでいえば、「参加して楽しかった。また機会があったら行きたいのでなにかあった時は知らせてください」そう思ってもらうことがとても大事です。そうすれば、「今度◯◯をやるから来ませんか?」という直接メッセージも抵抗なく受け取ってもらえるでしょう。

あと一回スルーされてもめげないこと。SNSの投稿はもちろんだけどメールだって見てなかったってことが多々あります。何度お知らせしてもいいんです。

ちなみに今回、コンテスト参加者(作る人)の方も難航。こちらの原因はテーマが「生姜」だったため。提案は高校生でおもしろいなと思って採用したけど、「生姜苦手〜」と子ども生徒全滅。チャレンジアイテム過ぎました。(笑)次回の反省に繋げます。

記事を書いた人

松本美佐
松本美佐
お菓子教室&コミュニティ「ミサリングファクトリー」主宰。2007年開業16年の実績。全クラス満席、キャンセル待ちの人気教室。好きなことは山登り、温泉、旅行、焚き火。しかしアウトドア派と思われがちな完全インドア派。コロナ以降は、中華アニメ、ドラマ、小説にはまり、快適な引きこもり生活を送っている。中国語学習者。
将来の夢は流しのお菓子教室→絵描き→中国に行きたいと変遷中

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