飲食店ほどではないにしても、生徒を集客する習い事ビジネスは確かに立地もすごく影響があります。皆さんもなにか教室を探す時、自宅や職場から行きやすい場所、近い場所、駅近の利便性がよい場所を選ぶのではないでしょうか。さら、どうせ通うなら行った先の周辺が楽しい(行くのが楽しみ)方がいいなとかも思いますよね。好立地な方が集客しやすいのはまごうことなき事実です。
自宅でやると決めたならマイナス要素を考えるのはやめよう
でも教室を開きたいみんなが便利なところに住んでいるとは限りません。駅からバスというお家も多いでしょう。そのため「こんな不便なところじゃ生徒さん来てくれないかな」と気をもんだり悩む方が多いのですが、もうそれやめましょう。
自宅教室は”自宅で教室をやりたい”という前提がありますから、考えても仕方ないです。
自宅以外でやる場合のデメリットも大きい
選択肢として、物件を借りたり、時間貸しスペースを利用することもできますが、今度は違うデメリットが出てきます。
最大のマイナス点は「固定費が大きくなる」ことです。例えば賃料が月8万円の物件を借りると、月の固定費は光熱費や更新料含め10万くらいになるでしょうか。単純にいえば自宅でやるより10万円多く稼がないといけないわけです。
貸しスペースの場合は、そのつど荷物を運び込み、持ち帰ることになるのでレッスンの種類によってはかなりの負担です。
ロケーションのよい物件、スペースは賃料、利用料が高額になるのも厳しいところです。
自宅でやれるメリットを活かし魅力のある教室を作ろう
自宅でやると決めたのならデメリット面ではなくメリット面を活かしましょう。事業において固定経費が低く抑えられるというのは大変なメリットなのですから。
不便な場所でも人気の店や教室はあります。わざわざ行きたくなるような教室を作ればよいのです。
自宅の立地について悩むのはもうおしまいにしましょう。
大事なのは事業計画
自分の技術を軸にして、どんな特徴が作れるのか、市場はなにを求めているのかをじっくり考えて、生徒さんが来たくなる教室を作りましょう。
どうやって?そこが経営者の手腕。
周りの人にヒアリングしたり他の教室を調べたり、実際に自分で人気教室へ行ってみるのも良い方法です。できることはたくさんあります。今の時代、情報も調べようと思えばいくらでも出てきますが、調べていない、調べ方が浅い方がとても多いです。
「怖い」「自信が無くなるので知りたくない」という気持ちになるんですよね。
すごくわかります。でもこれをやらなければ事業としてやっていくことはできないと思ってください。
ちゃんと集客できている教室の先生は経営者マインドがあります。失敗を怖がらずにトライ&エラーを繰り返し最後まで諦めなかった人が続いているのです。
これから始める方もぜひ「自宅教室はビジネス」というマインドで臨んでくださいね。
”事業計画”という言い方はすごく堅苦しく感じますが、ちゃんと向き合えばそんなに難しいことではないというのがわかるでしょう。
事業計画書は、あなたの教室の目標や特徴を第三者に伝わるように文字と数字で表すことが目的です。
決まったフォーマットはありませんがまったく自由と言われても慣れていない方には書きづらいので、リトルヘルプでは教室業のための事業計画書テンプレートを作りました。ワークブックDLをした方に事業計画書テンプレートを差し上げています。
またオンライン講座で事業計画を作る目的や意味をわかりやすく説明します。>次回開催5月18日「個人教室のためのやさしい事業計画書の作り方」
事業計画書は1度書いたら決定ではないので、まずはどんなものか書いてみることから初めましょう。