教室業をはじめる前にじっくり考えるべきこと

3月からスタートしたリトルヘルプのメルマガ会員向けオンライン講座、第1回目は「教室開業はじめの一歩」でした。

「ビジネスをはじめるに当たって重要ことをわかりやすく伝えていた」

「本当に教室でなければダメなのかという根本的な所の問いかけにはっとさせられた。」

参加した方からの感想をいただき、私達が教室で開業したい人に伝えたいことがちゃんと届いたことをとても嬉しく思いました。

さて、今回はなぜリトルヘルプが「長く続けられる教室に」とうたっているのかをあらためてお話しします。

開業はゴールではなく始まり

必要な分の資金と知識があれば誰でも開業ができます。

自治体や商工会議所で、開業のためのひと通りの知識が身につく「開業講座」を開催しているので、教室を開きたい人も参加して学ぶとよいでしょう。

ただ、講座を受講したからといっても開業できるわけではないし、実際に開業講座を受講してもほとんどの人が起業していません。また、始めても集客ができず数ヶ月で止めていってしまいます。

なぜでしょうか。

開業はゴールではなく始まりです。形だけお店を作ってもお客さんは来ません。

(自宅だしネットで集客できればできそう)などと軽い気持ちで手を出してもなんにもいいことがないのです。

リトルヘルプが、起業のノウハウではなくその前段階に視点をむけているのは、本当に事業者になることを目指すのか、ちゃんと考えて、無駄な時間とお金を使わないでほしい。という思いからです。

開業は誰でもできる。でも継続できる事業にできる人は少ない。

中小企業白書のデータによると、個人事業主として開業した人の約4割が1年以内に廃業しており、10年後まで生き残れる人は1割ほどだそうです。

開業はできても続けられない人のほうが多いのです。

私の周りの経営者さんは異口同音に「日々コツコツと目の前のやるべきことをやっているだけ」と言います。反対に止めてしまったビジネスは(そもそもそれ儲かる?)(無理してない?)という事業計画の甘さと、「絶対にどうにかする」という粘り強さがないように見受けられました。

事業を続けられるのは特別な才能ではなく「絶対続ける」という意思を持っている人です。

意識を変えること

つまり、開業に特別な才能は必要ありません。ただ、事業を続けていくためには経営者になる必要があります。経営者とは自分の決断で行動し責任をもって事業を行なう人です。

日本人の多くはどうしても「教えてもらう」「教えてもらったとおりにやる」という意識がありますが、事業をやっていきたい人は「自分で考え行動する」にシフトチェンジしましょう。大変なことがあっても楽しめるポジティブさがあると道が拓けていきます。

自宅教室は気軽にスタートできてしまうからこそ考えてほしい

世の中には、事業とはいえない教室がたくさんあります。趣味でやっているからと割り切っている人はいいのですが、気軽に始められるが故に、(もっと収益をあげたいのに。働いた分稼ぎたい。)の状態に陥る自宅教室が多いのです。

そうならないために、小さな教室だから事業計画なんて大げさなどと思わずに、最初に事業計画を作りましょう。

オンライン講座「教室開業はじめの一歩」では、「木を育てるイメージで教室構想を。」とお話しました。まずはラフな感じで事業の柱となる木の幹を考えてみてください。

次回、オンライン講座は「後悔しない教室ホームページの作り方」です。

ホームページを作る前に知っておいてほしいことをお伝えします。ご参加お待ちしています!

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