【自宅教室を始める】教室開業リアルな話03-教室経営に必要なスキル、本当のところ

身につけた専門技術、認定証、資格があれば教室が始められると思いがちですが、そうではありません。教室業をやりたいと相談に来る人のほとんどが開業に至らないのは、この認識が不足しているためです。

では、どんなスキルや知識が必要なのでしょうか。

教える技術

一番大事なのは「教える技術」です。

学生だった時のことを思い出しましょう。授業の上手な先生は人気がありました。聞いてて楽しかったり、授業がよく分かって勉強が身につくからです。

知識は豊富なんだろうけども、話がつまらないがゆえに退屈な先生もいましたね。

「名選手、名監督にあらず」ということわざがありますが、”人に教える”も技術です。授業がおもしろい先生は、生徒が興味を持って授業が受けられるよう日々研究、努力しています。

サービス業であることの認識

教室業はサービス業です。どうしたら生徒さんが喜んでくれるか?気持ちよくレッスンに参加してもらうためには?はもちろんのこと、ホームページに必要な情報を分かりやすく載せることや、生徒さんが申し込みたい、問い合わせをしたいと思った時の導線がスムーズか、連絡への返信がすぐ返ってくるか、などネット上のやり取りも気を配る必要があります。

実店舗をイメージしてみましょう。人気のお店は清潔で商品が見やすく、店員さんが笑顔で親切に対応してくれます。

事業経営の自覚

いくら小規模でも月の売上が数万円でも、事業者は事業者です。お金を支払う生徒さんの目線で考えましょう。

スタート当初は数名しか生徒さんが集まらないかもしれません。でも最初から事業者の意識で始めます。いつまでも素人の範囲から脱却できない人の多くはここに大きな問題があります。”心構え”はすべての事柄に現れるのでとても大切です。

また経営とは、収支をきちんと見られているかということでもあります。帳簿をつけるのは当然のこと、コスト計算、作業ボリューム、収支を把握し利益が出る形を作ることが必要です。

やみくもにやっていると「なんだか忙しいけど全然利益が出ていない。なんなら赤字」になります。

実践で学べ

自分が趣味で専門技術を磨くのと人に教える事業をやるのでは大きく違うのがおわかりいただけましたか。

事業全体から見ると、高い専門技術や資格って実はそんなに重要じゃなく(もちろん無いよりあった方がいいですが)生徒さんが教室に求めているものを提供することが大切なのです。

最初から100店満点の人はいません。専門技術も、教える技術も、経営スキルも、事業をやりながら徐々に磨かれていきます。やってみなければ見えないものがたくさんあります。「磨いていこう!」という意識があればOKです。

なので一番大事なのは、とにかくまずは始めることですね。

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