元号が令和になって、時代は大きく変化しようとしています。過去の常識が通用しない時代になっていくでしょう。
先が見えない不安はありますが、悪しき慣行がなくなったり、大きなところだけが力を持つ時代ではなくなります。私たちのようなちいさな事業で自由に生きていかれる時代を創れるのですから、わたしはぜんぜん悪くないと思っています。
今まで生きづらかった人たちが能力を発揮できるようになります。
ただ、今までのように深く考えなくてもお給料がもらえてそれなりに暮らしていかれる時代ではなくなるので、自分の頭で考え行動していく人だけが生き残れる、そんな厳しさも出てきます。
でも、それって当たり前なんです。自分らしく自分の好きなように生きるのは本来の人の姿。そのためには、自覚と責任をもった行動が伴う、そういうことですね。
事業に現状維持はありません。未来を見ていかないと先細るだけ。まだ数十年は生きていく私たちはもうちょっとがんばらないといけません。そのためには毎日が楽しいと感じられるような仕事や生活をしたいではありませんか。辛かったらしんどいですもんね。効率化して手に入れた時間と心のゆとりは、次のステップについての学びと行動にあてましょう。
歴史と実績のある会社の社長さんが「過去の延長線上に未来はない。そんな時代に何をすればいいのかを考える。」とFBに書いているのを見て、規模に関係なくみんな同じだなと思いました。あのイチローだって「毎年いつ首になるかビクビクしていた」と言ってましたよね。
こんな話題をひとつ。
新聞冬の時代と言われている中、日本経済新聞が大健闘しているそうです。2018年は単体の売上高が1,889億円(前期比0.9%増)、経常利益が155億円(同46.3%増)電子版収入が好調で経営の大きな柱になっているのがその理由とのことです。しかも電子版は、売り上げが伸びても経費はほとんどかからないので利益がどんどん増えているのです。
これは、「新聞離れは止められない」という現実を受け止め、契約を増やそうと営業するのではなく電子版に活路を見出し、それが功を奏したという好例です。
大手もみんな頭を捻って知恵を出しているのです。それが「経営」だから。
誰も正しい答えを持っていない道を行くためには、目の前のやるべきことをコツコツと誠実にするのが正解です。その中でふっと道が拓け「これだ」というものに出会えるでしょう。
ヒントはいろんなところにあります。アドバイスをくれる人もいるでしょう。
視野を広げましょう。交友のフィールドを広げましょう。
日々の仕事に追われるとどうしても活動領域が限られていきますから、あえてインプットの時間を作りましょう。
そこには新しい出会いと情報があります。自分を引き上げてくれる出会いがあります。
経営者は孤独といいますが、教室業の先生は生徒さん以外とほとんど会うことがないという人もいます。これだと本当に視野が狭くなってしまいます。今は時代の流れがとても速く、意識して業界外の価値観に触れることがとてもとても重要です。
オンラインのコミュニティでもいいでしょう。上手に使って情報を取り入れていきましょう。ただ今は情報過多でもあるからややこしいですね。情報を鵜呑みにせずに自分で考え判断する力もつけていきましょう。
ちいさな事業の経営者が楽しく仕事を続けていくことができれば、今より良い社会を作ることができます。あなたの事業は社会へとつながっていることを意識してくださいね。
あなたの教室を訪れて「先生と出会えてよかった!」と思う生徒さんがたくさんできますように。