この記事は、感覚的なこと、具体的なことを織り交ぜたメッセージ、全部で6あります。2019年にメール配信したものを一部編集して公開しました。このメッセージを読んで新しい時代の道筋を感じてもらえたら嬉しいです。
さて、01は”集客の不安”について。ありがちなお題ですがちょっと違います。
あなたはSNSやっていますか?
個人事業者ならフェイスブックやインスタグラムなんかをしていると思いますが、「なにもしなくても満席」「SNSだけで簡単集客」「実績がなくてもすぐに集客できる」なんて魔法のようなことをうたうセミナーやコンサルの広告がいっぱいです。”集客”は本当にみんなが課題にしていることだからでしょう。
(自分のところは集客ができてない)そういう不安な心があると、このような広告が気になっちゃいますよね。
でもちょっとよく考えてみてください。「こんなの変だ」「おかしい」って思いませんか。なぜおかしいのかを自分で判断できるように、こういった広告を研究するのもいいかもしれません。
この「個人教室の先生へ送る6つのメッセージ」は、教室運営をすでにされている方にむけて書いています。
集客に課題があるといっても、数年間教室経営を続けているということはそれなりに生徒さんが来ているということです。つまりあなたがしていることは正しく、集客はできています。安心してください。不安になってわけのわからないセミナーにお金を使う必要はまったくありません。
でも今って、たしかに集客は難しくなってきています。わたしの教室も子ども対象のレッスンは生徒数がピーク時の2/3くらいになりました。ほんとうに大変です。それを分析し改善できるところは改善しますが、時代の変化や社会の情勢でどうにもならない部分もあります。集客がんばったからって新規の生徒さんがどんどんくるものでもないのです。なりふり構わずどんな人でも来てくれたらいいというものでもないですよね。教室はとても大切な場です。来てほしい人にしか来てほしくありません。
先日、とある経営者の集まりに行きました。年商数億〜数十億という規模の経営者さんたちとお話をしたのですが、「今、人を募集してもまったく来ない。」ということでした。人材不足は言われていますが、10年くらい前は「人は来るけど変なやつしかこない。」という話をよく聞いていました。「以前は確かにそうだった。だけど今はそもそも人が来ない。」とのことです。
「ではどうしたらいいんでしょうか?」と聞いてみると、「もう人が来ないのはどうしようもない。少ない人員でも回せるよう効率化していく。」と。
人手不足は社会的要因。人を集めようと必死になるのではなく少数で回す方法を考える。これが経営なのです。社会は変化していき、長く経営を続けるというのは、その時その時どのように判断し対応していくかを考えることなのです。
生徒さんが思うように来ない。これは今どこでも同じです。あなたが悪いわけではありません。もちろんやるべきことをやっていないのは論外なのですが、それ以上は???
社会的要因も考えてあなたはどうしますか?
これをぜひ考えてみてください。
今も悪くない。あなたの教室は生徒さんが来てくれているのだから。
わたしも大変だー大変だーと言いながらも、教室はずっと続けていきたいと思っています。だって教室業楽しいですもんね。
集客は大切なこと。でも一番最初に考えることではありません。まずその前に今の事業の内容にあらためて目を向け整理をしましょう。