少し前までは、自分で調べない人に対して「ググれカス」という言葉があったけど、最近では「ググってもカス」という言葉に変わってるんですよね。知ってましたか? まあ、冒頭からカスカスってスミマセン・・
「ググれカス」は自分で調べない人に対しての言葉。それに対して「ググってもカス」は役に立たない記事に対しての言葉です。カスみたいな記事ってどんな記事かというと、アフィリエイト記事やまとめ記事、PR記事などを指すことが多いです。
でね、なぜカスと思ってしまうのか自分を分析してみたんですけど、「ホントのところどうなの?」が見えないからじゃないかなって思ったんですよね。実際のところどうなのか具体的なことや当事者の本音や気持ちが知りたいのに、きれい事や当たり障りのない、どこにでもある、聞いたことがある、既に知っている、etc. そんな内容だからなのかなあと。
私は最近これを強く感じています。Google検索は辞書やマニュアル代わりに使うことが多くなりました。あ、あと献立に迷った時もね。便利。笑。
「ググれカス」から「ググってもカス」の時代になって久しい。
検索エンジンは辞書やマニュアル代わりに使うことが多い。
「ホントのところどうなの?」はTwitterかなあ。
SNSは使う目的に合わせてフォローするアカウントを選ぶのが良いと最近痛感してる。
— もち月りえ?リトルヘルプLLC (@Sophiarierie) March 30, 2021
とはいえ検索する人はいなくならない
ので、じゃあ発信する私たちはどんな記事を書いたらいいのかを考えてみることにします。
個人教室ならば、SEO(検索エンジン最適化)を考慮するときにはまず第一に「地域 ○○教室」で検索結果の1ページ目(1位じゃなくてもよい)に表示される状態を目指します。これは基本ですね。
だけど、ライバルが多い地域や同じカテゴリー(英会話、料理など)で大手が参入していたりすると、1ページ目に入るのは結構大変です。なぜなら、資本の大きい企業はライターを何人も抱え、PR記事や利害関係のある記事を量産できるので仕方がないのです。
そこで、私たちのような無名の人間が書いた記事でも読まれるにはどうしたらいいかというと、調べればどこにでもあることではなく、自分で体験しなければわからないこと、実際のデータの数値があればそれを使って書くことです。
主に私が書いている記事のテーマは、ネット上に星の数ほどライバルがいる「ウェブ」「IT」という分野なので、検索して読まれるのはとてもハードルが高いです。
でも、下の図を見てみてください。Googleサーチコンソールの画面ですが、実際にどんな検索ワードでこのサイトが検索結果に表示されたのか、または実際にクリックされたのかがわかる画面です。
「インスタ いいね 減った 2021」に注目です。すごくニッチだけど、このワードが人々の本音であり「ホントのところどうなの?」という問いなんだなと思いました。この検索ワードで1ヶ月で33回表示され、そのうちの約半数16回クリックされた記事がこれ。
「今年になってインスタのいいねが減ったな。なんで?他にもこんな人いる?」という問いに対して、この記事が「カス」と思われず役に立ったのでしょうか。ここでは役に立ったと仮定して話を前に進めましょう。
で、先ほど書いた「調べればどこにでもあることではなく、自分で体験しなければわからないこと、実際のデータの数値があればそれを使って書く」。これができるのは、小さくても実際に事業をしている私たちなんじゃないでしょうか。どんな職業でも、どんな業界でも、自分で手を動かしているなら書ける、そう思います。
ついでにですが。以前、制作会社でウェブディレクターをしていた時、ライターを職業としている方に記事を依頼する方法として、こちらが指定したキーワード、記事のテーマ、参考記事URL、文字数を指定して依頼するのと、サイトのコンセプトと文字数を伝え企画書を出してもらってから書いてもらうというのをしてました。
ライターさんのお仕事単価も違うので依頼方法は様々あると思います。でも実際、当事者が書いたものとライターが書いたものは根本的に質も違うし読み手に与えるインパクトも違うのは当たり前だなと痛感しましたよね。どちらが良いということではなく、まったく別物だなと。
そんな経験から、ググってもカスにならないブログにするには、当事者にしかわからない本当の「お役立ち記事」を書くこと。そして、その役割は大きいのではと思います。