「ウェブの集客の終わり」。なんだか釣りタイトルみたいになってますが釣りではないんです。
そもそもウェブ集客とは
主にホームページで「お問合せ」や「メルマガ登録」「見学の申込み」など達成したときに、「ウェブ集客できた」となります。
私はGoogleアナリティクスでホームページのアクセス動向を見ていて、コンバージョン率というのを必ずチェックします。
コンバージョン率とは簡単に説明すると、「アクセス数に対する目標数の獲得率」です。
目標数とは、「お問合せ」や「メルマガ登録」など「このホームページで達成したい目標」の数となります。これが集客の部分ですね。
この2、3年の間にはっきりと感じるのが、このアクセス動向の変化です。
リトルヘルプのブログも私個人のブログも、そこそこアクセスはあるのですが目標達成に至る率は徐々に少なくなってきています。
なぜウェブ集客ができなくなったのか?
FacebookやTwitterにブログのリンクを貼りフィードに流す、という活用方法が主流でしたが、リンクを含む投稿はほとんど見かけなくなりましたし、明らかに反応が鈍くなったなという感覚があります。
そのため、画像をつけてコメント欄にリンク貼るなど、私の周りではそんな苦肉の策をしていますが、効果のほどは不明です。
よほど興味関心を強く持たないと、今見ているSNSの画面から離れないだですよね、私もそうです。
コンテンツマーケティングというものが流行り、「誰かの役に立つ記事」が企業を中心に量産されると同時に、Google検索の機能も発展していて、ググっただけで答えが表示されるようになりました。そのページに行く必要がなくなったのです。
たとえ記事を読んだとしても「役に立っておしまい」、単なる消費になってしまったなと感じます。
それでも必要なホームページとSNS
今までホームページが検索で表示されるには?とか、クリックされるには?と気にしていましたが、今後は、
- 知人が紹介してくれた
- 実際に教室の先生と会った
- 街で教室のチラシを配っていた
- SNSで見かけて気になっていた
などをきっかけに直接アクセスすることを想定して運営することが重要だと思います。
「いつだれがアクセスしてくるかわからない、だからホームページは放置でいいや」では、閉店しているのと同じです。必ず直近の情報を掲載しておくことが大切です。
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10年前「ウェブ集客」というカテゴリーで仕事を始めた私ですが、盛んだったFacebookが飽きられてきた頃、「アナログに戻っていくのではないか?」と漠然と思ったことがありました。
集客にはさまざまな方法があり、現在「旬」と思われている手法も必ず色褪せます。
時代の変化に対応する柔軟性と流行に左右されない太い軸。
一見相反するもののようでも、バランスよく保っていきたいなと思います。