ミサリングファクトリー(以下MF、リトルヘルプ代表:松本経営の教室)に通う生徒さんが「小学生向けのグルテンフリーお菓子教室」開催にチャレンジすることになりました。第1回を開催した後、次回のレッスンが3日で満席(定員6名)になったので、今回はこの事例を元にウェブ以外の「集客」について紐解きたいと思います。
第1回のレッスンはなかなか申込に繋がらなかった
まずは基本中の基本、レッスン案内を作ってホームページに掲載しました。それから本人はインスタ投稿をしましたが、申込はありません。
私は開催を支援をする立場なので、MFの顧客リストに一斉メールをしたところ、生徒さん1名が友達を誘って申込をしてくれました。
本人がチラシを作り、近隣の駅街頭で配り1名の申込に繋がりました。
私のFB投稿から知人が1名申込をしてくれました。
結果4名の参加があり、無事スタートです。ここまでに集客期間は約1.5か月でした。
第1回レッスンの参加申込みルート
- 顧客リスト MF生徒 1名
- 紹 介 生徒さんの友達 1名
- 知 人 以前よりMFに興味があった 1名
- チラシ お菓子教室に興味がありチラシを受け取った 1名
1回目開催後に起きたこと
1回目のレッスンまでに次回のチラシを用意し、配ったところ3名が当日申し込んでくれました。
また、MFのレッスンで1日だけチラシを配りました。生徒、生徒の家族の2名からすぐに申し込みがありました。
ちょうど申し込みのあったMFキャンセル待ちの方に紹介したところ、即申し込んでくれました。
ほとんどアナウンスをしていないのに3日で満席です。
第2回レッスンの申込みルート
- 顧客リスト MF生徒、生徒家族、キャンセル待ちリスト 3名
- 第1回レッスンに参加した人 3名
集客はウェブだけはない
SNSをがんばるより重要な要素がいくつもあることを伝えたく、今回の集客を具体的に紹介しました。MFのバックがあるというアドバンテージはあるものの、この事例から集客に大切なものがなにかを感じ取ってもらえたでしょうか。
- 顧客リストの重要度
- 一度来てレッスンを気に入ってもらうこと
- ホームページ、SNSの役割
- 口コミ(紹介)・チラシの有効性
0から始める集客
インターネット検索やSNSから新規生徒の申込みに繋げるのが本当に難しい時代です。今、申し込みに繋がる可能性が高いのは実は関係性の近い人です。なので、ぜひアナログ戦略も考えてみてください。ネットが普及していなかった時代のやり方というとイメージしやすいかもしれませんね。今はデジタル情報が溢れていてメールもあまり見ないという人も増えています。反面、チラシやお手紙(DM)は意外と読んでもらえます。
ホームページをしっかり作って、チラシや口コミからスムーズに申し込みができるようにするのは基本です。そのうえで、友人・知人向けのSNS発信もしましょう。本人は対象者でなくても周りの人に紹介してくれるかもしれません。
すでにレッスンをしているのであれば今まで来てくれた生徒さんにチラシを配ったり、DMを送りましょう。
集客したかったら大事にして欲しいこと
- レッスンの満足度をあげる
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まずはなにより、レッスンを気に入ってもらうことが最大の集客です。良いレッスンになるようがんばりましょう。
- 顧客リストを持つ
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問い合わせや申し込みをくれた人は関心が高い層です。案内を送れるようにリスト化しましょう。
- 信頼と実績を作る
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信頼と実績は続けることで得られます。最初は誰もが0からスタート。発信と良質なレッスンをコツコツ続けて実績作りをしていきましょう。時間がかかるので挫折してしまう人が多いのですが、時間をかけて作った信頼こそがどんな時も折れない集客の軸になります。千里の道も一歩から。「最初から集客できるわけがない!」と思うとむしろ軽い気持ちになれます。
今は、まったく知らない人より、知人・友人とその繋がりの方が申し込みに繋がる可能性が高いということを、心に留めて集客をしていきましょう。
次回4月13日「教室の集客に本当に必要なこと」では、良質な顧客を得るためには?をお伝えします。集客をテーマにした講座をたびたびしてきますが、集客はほんとに深いのです。いろんな角度の話を聞いてくださいね。ご参加お待ちしています。
【番外編】チラシは簡単に作れる!
最近のネットプリントは、簡単で安価にチラシを作ることができるので利用しない手はありません。私はデザインテンプレートも豊富なラクスルをよく使っています。